子どものやる気爆上げの“ほめ方“
「あなたのお子さんが一心不乱に
自主練習し始めるようになる方法、
教えます」
こんにちは。
子どもの自主練習アドバイザーの
ムトンボ坂上です。
このブログでは、
『試合で活躍したいけど、
練習はがんばりたくない』
という、
スポーツにいまいち力が入っていない
お子さんのやる気を“限界“まで引き出し、
自主練習の鬼に生まれ変わらせ、
試合で大活躍してもらう方法について、
ご紹介していきます。
あなたのお子さんが
スポーツの試合で活躍するには、
ライバルより人一倍、
練習量を増やす、つまり
『自主練習』
をするしかありません。
そこで、このブログでは、
“子どものやる気を高める方法“を
紹介していくことで、
あなたのお子さんが、
自発的に自主練をし始めるようになる
お手伝いをしていきます。
ぜひ最後まで集中して、
読んでくださいね。
さて今日は、
このシリーズの続きで
・ほめ方のコツ
・しかり方のコツ
について、
私が、ある塾の先生から
教えてもらったことを
あなたにもシェアして
いきたいと思います。
日本人はほめるのがへた
さてまずは“ほめ方“の話から。
あなたは最近、いつ、
お子さんをほめましたか?
実は、自分の子どもをほめるって
なかなか恥ずかしくって、みんな
できていないのかもしれませんね。
特に日本人は、『ほめる』ことに
慣れていないのかも知れません。
というのは、日本人の多くが、
『謙遜(けんそん)』を
美徳としていますし、
そもそも
ほめ慣れていない人種なので
親になってほめる側の方になっても、
どうやってほめたらいいのか、
実はほめ方を知らないってケース、
たくさんあると思います。
まあ、私も、しかりはしても、
ほめることはなかなか
しなかったですので同じです。
あなたはお子さんに、
どんなほめ方をしてますか?
ほめ方にも3段階ある!
で、
実はほめるという行為には
いくつかレベルがあるんです。
レベル1 とにかく何でもほめる
レべル2 ピンポイントでほめる
レベル3 間接的にほめる(先生がほめてたわよ)
ほめるといっても、
いろいろほめ方があるんですね。
では、一個ずつ説明していきますね。
レベル1 普通のほめ方
これはレベル1のほめ方です。
あまり説明しなくても
わかると思います。
とにかく無条件で、お子さんを
何でもほめてあげる、というほめ方です。
「うわー、すごいねー」
「じょうずだねー」
「えらいねー」
こんな感じです。
ちっちゃい子に対して
よくやるほめ方ですね。
「あなたのお子さんを、
ほめてあげてください」
といわれると、誰でも最初は
こんな感じのほめ方になると思います。
大人はみんな、ほめ慣れていないからです。
でも、このほめ方でも十分素晴らしいのですが、
性格分析のシリーズでもお話ししたとおり、
子どもによっては
「え?なんだよ。
俺のどこを見てすごいと思ってんの?」
「なんかウソくさいなぁ~。
この人、本心でほめてくれてんのかな?」
なんて、うたがってかかる子もいます。
なので、ほめる行為自体は素晴らしいので
どんどんやってあげてもらいたいのですが、
ほめ方としては、「普通」です。
でも、みんなまずはここから、です。
あんまり気にせず、
どんどんほめてあげてください。
レベル2 ピンポイントのほめ方
じゃあ、
普通レベル以上の“ほめ方“
ってどうするの?
とお思いかと思いますが、
この「何でもほめる」の
レベルの上をいくのが、
レベル2の「ピンポイントほめ」
です。
「ピンポイントほめ」というのは、
文字通りピンポイントでほめることで
(なんのひねりもなし(笑))
お子さんが「ほめてほしい」と
思っている点を、ピンポイントで
ほめてあげる行為です。
たとえば、サッカーで、
普段は下を向きながら
ドリブルしている子が、
その日はコーチのアドバイスを聞いて
つたないながらも顔を前に向けて
ドリブルをしていた・・・
そんな時、コーチがすかさず、
「おっ、ちゃんと下向かず前をむいて
ドリブルできてるね!
意識してるね!すごいぞ!」
と言うと、
その子は単純に「すいごいね」
だけ言われるよりも、
もっとうれしくなると思います。
この人、俺が意識してること、
わかってくれてる!!
と、相手が自分を理解してくれたので
うれしくなるんです。
本人が意識している点、
頑張っている点を見抜いて、
ほめてあげる、ということ。
「運動会で時間が無いのに、
ちゃんと今日テストだからって
都道府県を覚えてきたんだね。(相手のがんばりを認める)
すごいね! (ほめる)
大変だったね!」 (ねぎらう)
の3段構えくらいでほめてあげる、
というのがコツなんですね。
このレベルのほめ方ができれば、
子どものやる気はぐんぐんあがります。
ぜひ、あなたもためしてみてください。
レベル3 間接的にほめる
でも・・・
さらにレベル2 ピンポイントほめ
より、さらに上をいくほめ方があります。
このほめ方をすると、たぶんお子さんは、
自信満々になって、喜んでどんどん
がんばってくれるでしょう。
お子さんによっては、
今まで見たことのない、
自身に満ちあふれた姿を
見せてくれるかもしれません。
それくらい効果があるほめ方です。
では、そのレベル3のほめ方とは・・・
間接的にほめてあげる
というほめ方です。
あなたがお子さんを
直接ほめるのではなく、
「あの人があなたのこと、ほめてたよ」
と、お子さんに
伝えてあげるんです。
たとえば、
「最近、練習に対する姿勢がよくなった、
目の色がかわってきたって、
コーチがお前のこと、ほめてたぞ。
特にデイフェンスのときの
腰の低さがすごく意識できてるって!」
という感じです。
直接ほめてあげるのでも
十分素晴らしですが、
「他の人もほめてたよ」と
伝えてあげるのが、一番効果的です。
でもウソや作り話はダメですよ。
そして、レベル3のほめ方だけで
全部のがんばりをほめることはできないので、
いろいろと組み合わせて
お子さんの良い点をみつけたら、
ほめてあげてください。
ぐるぐるまわる
喜びの無限サイクル
人はほめられると満足します。
うれしくなります。
やる気パワーもグンとあがります。
自主練習は面倒くさいですし、
ストイックに自分に打ち勝つ、
自分との戦いなので、
正直子どもにとっては
めんどうくさい
と思ってしまうと思います。
でも、ほめていくことで、
ほめられた → うれしい → またがんばろう!
→ またほめられた → もっとうれしい
→ もっとがんばろう!!
の好循環・サイクルが
続いていきます。
その結果、
びっくりするくらいのスピードで
成長していきます。
うれしいし、楽しいし、
喜ぶし、期待もできるし、
自信もつくし・・・
ほめられるって、
子どもにとっては、
魂のごほうび
なんですね。
これが自主練習を続けさせる
キモなんです。
いかに良い好循環・サイクルを
作り上げるか?
これがポイントです。
なので、
どんな小さなことでもいいので
少しでもお子さんの取り組みを、
まずはほめてあげてください。
「がんばったっていうけど、
この程度やるのは、あたり前だろ」
と、いうのは、×ですよ!
良いサイクルがうまれないからです。
鬼の“ほめ方3原則“
ほめ方にはレベルがあるので
うまく使い分けてもらいたいのですが、
実は、ほめ方3原則も意識してもらうと、
さらに効果があがります。
ぜひこれもうまく使ってください。
では、その原則なんですが
①前向きに取り組んでいるときにほめる
②結果がどうなってもほめる
③プロセスをほめる
の3つです。
①は、本人が少しでも前向きになったら
鉄は熱いうちにうて!と同じで
見過ごさずほめる、ということです。
②は、いくらがんばったとしても
結果がでてなかったら意味ないですよ。
試合に勝てないんじゃあ、ダメじゃないですか
と意見が出てきそうですが、
スポーツは相手のある、勝負の世界です。
勝ち続けるのは、優勝した1校のみで
その他99%は、結果的に負けてしまいます。
なので、勝ち負けの結果だけをみるのではなく
どんな結果になっても、
前向きにがんばったことを
ほめてあげてください。
今日は10得点したね
今日は100点取ったね
と、結果だけを見て
ほめる、ほめないを決めてしまうと、
結果が全てになってしまいます。
③の話にも入りますが、
それまでの前向きな姿勢、
プロセスもふくめてほめてあげることで、
結果が出なくてもがんばれば
いいんだ!!と
前向きな自信につながります。
この気持ちが、本人の成長につながります。
まずは小さな変化を見過ごさず、
結果がどうであれプロセスをほめてあげて、
どんどん調子に乗せてあげる。
そうするとお子さんは
ほめられ好循環の中のに入るので
がんばることが習慣になります。
親としては、特に自分の子どもには
ついつい厳しい目で見てしまいます。
これくらいやって当たり前
もっとやってもらわないと
と思ってしまうのですが、
短所に目を向けてイライラするではなく
なるべく長所に、ちょっとした変化
成長に目を向けて、
どんどんほめてあげることです。
子どもなので、いきなり完璧にはできません。
ブランコのように
良くなったり、悪くなったり・・・
また元に戻ったように思っても、
それは螺旋階段上に成長しているので
上から見たら、同じところを
ぐるぐる回っているように見えても
横から見たら、少しずつでも
上に登って成長しているんです。
安心してください。
まとめ
今日は、子どものやる気が爆上がりする
ほめ方について、お話ししました。
次回は“しかり方“についても
シェアしていきますね。
では!ありがとうございました!