コントローラー・ジャイアンをやる気にさせる方法(コーチングの4タイプ)

2022年1月14日

「あなたのお子さんが自ら進んで
 自主練習し始めるようになる方法、
教えます」

こんにちは。

子どもの自主練習アドバイザーの
ムトンボ坂上です。

このブログでは、

『試合で活躍したいけど、
 練習はがんばりたくない』

という、

スポーツにいまいち力が入っていない
お子さんのやる気を“限界“まで引き出し、
自主練習の鬼に生まれ変わらせ、

試合で大活躍してもらう方法について、
ご紹介していきます。

あなたのお子さんが
スポーツの試合で活躍するには、

ライバルより人一倍、
練習量を増やすしかありません。

そして練習量を増やす
唯一の方法はズバリ

『自主練習』

しかありません。

ですので、

がんばっているお子さんには
ぜひ自主練習を続けてもらいたい
のですが、

でも、子どもって、
誰もが自主練習がキライです。

なぜなら、面倒くさいし
おもしろくないからです。

なので、いくら親が強制しても、
本人が本気でやる気を出さない限り、
絶対に始めることはありません。

そこで、このブログでは、

“子どものやる気を高める方法“を
紹介していくことで、

あなたのお子さんが、
自発的に自主練をし始めるようになる
お手伝いをしていきます。

ぜひ最後まで集中して、
読んでくださいね。

子どものやる気エネルギーを
満タンにするには・・・?

さて前回のおさらいです。

お子さんのやる気エネルギーを
満タンにするためには、

相手を理解してあげて、
モチベーションを高めてあげること

これが必要です、とお話ししました。

そして

相手を理解してあげるには
相手の性格タイプを知ることが大切

性格タイプ分析はいろいろありますが
その中でも、

『コーチングの4タイプ』

というものがおすすめなので、
ご紹介させていただきました。

今回は、その4タイプの
タイプ別の性格がどのようなものか、

タイプ別に、どんな対応をしていけば、
その子のやる気エネルギーが
満タンになるのか?について、

お話ししていきます。

コントローラータイプとは?

では、トップバッターは、
コーチングの4タイプのうちの1つ目、
「コントローラータイプ」について、です。

コントローラータイプの人は、

・人からあれこれ言われたくない
・そして人のトップに立つリーダーでいたい。
・しかも人をコントロールしたい
・でもコントロールされるのは嫌
・まわりくどいの嫌い。さっさと結論を言ってほしい!
・とにかく話が早い
・しかも、あちこちに飛ぶ
・せかせかした感じ
・でも楽しそうな人

こんな感じの人でしたね。

で、しゃべり方やしぐさは

反応速度:  速い      
話す速さ:  速い      
話の長さ:  単刀直入なので短い                
声の調子:  断言口調     
表  情:  頼れそう     
姿  勢:  腕組み、足組み、硬い  

という感じで、そう、
まるでジャイアンのような人でしたね。

コントローラータイプの性格

この“コントローラータイプ“ですが、
この子の性格は、

・自己主張が強い
・正義感が強い
・行動的でエネルギッシュ
・支配したい!タイプ
・威圧的
・決断力がある
・自分の思うように物事を進めたい
・人にあれこれ言われたくない
・リーダーシップがある
・ぐいぐい引っ張っていくのが好き
・義理人情に厚い。人から頼りにされると断れない
・思い込んだら自分のやり方をとおすガンコな人
・まわりくどい話はイヤ。
 ズバッと単刀直入に言ってほしい
・主導権を握らせてくれるとうまくやる
・人の気持ちには鈍感な方

というタイプです。

うちのチームにもいますね。こんな子。
まだ小学校低学年なので、
そこまではっきり傾向が出ていませんが、

俺はこれがやりたいんだ!って
周りの子をどんどん引っ張っていく
ジャイアン指数の高い子、いますよね。

コントローラータイプのお子さんに
自主練習をさせたいなら・・・

このタイプのお子さんには、
家での自主練習をしていないときに、

「なんで自主練しないんだ!」

と、上からの立場でギャー!!っと
追いつめてしまうと良くないです。

もしやる気を出して
自主練を自分でし始めるように
持っていくなら・・・

・最近、開脚ストレッチが
 スムーズになってるようなんだけど
 なんかコツがあるの?教えてよ。

・お~。すごくうまくなってきたよね。
 今、もっと練習したら、もう誰も君の
 ドリブルを止められなくなるんじゃない?

・パパがシュート練習したいんだけど、
 一緒に手伝ってくれないかな?教えてよ。

・弟が練習をするのに、お兄ちゃんである君が
 お手本を見せてあげてほしいんだ。
 ドリブル練習のコツを教えてあげてよ。

・やっぱりキャプテンになるんだったら、
 これはできてないとね。

・最近、練習してないみたいだけど、
 もったいないよね。
 ここまでがんばって続けてきた子は、
 なかなかいないよ。
 
 だからもう少しがんばって
 続けたらいいと思うんだけど、どう?

といった感じで、

「プライドをくすぐる」
「頼りになるよ」
「アドバイスをしてもらう」

というニュアンスで
声かけをしてあげてください。

なぜかというと、
このタイプは、

・親分肌
・プライドが高くて、
 『どう?俺って、すごいでしょ!』
 と自分を自慢したい

・プライドをくすぐられると
 気分が良くなる

・「ちょっとアドバイスほしいんだけど…」
 と頼られるのも大好き

・自分の意思で判断させてほしい

・「自分の意見をちゃんと聞いてくれた!」
 と思えば満足する

・相手に主導権を渡して、意気に
 感じさせるコミュニケーションが効果的

だからです。

なので、

上から

「あれやりなさい、これやりなさい」

と、頭ごなしに押し付けるのではなく、

子どもながらも一人の人間として、
そしてパートナーとして、

意見を聞くようなスタンスで
話してみてください。

お子さんに何かをまかせたいとき

コントローラータイプのお子さんは、
基本的にお山の大将でいたいので、

いったんまかせたら口を出さず、
そっと見守ってあげてください。

意気に感じて、がんばってくれます。

「テスト勉強の計画、一緒に立てたよね。
 あとは進めるだけね。勉強の仕方はまかせたよ!
 最後、どうなったかだけは教えてね。
 頼んだよ!期待してるよ!」

お子さんと目標を決めるとき

このタイプは競争大好きなので、
競争心を刺激してあげるとよいです。

少しチャレンジングな
高めの目標を立てると、燃えます。

仮想敵を用意するのもいいですね。

「ライバル校の〇〇君。
 おまえのことを認めてるんだって。
 次の試合、負けるないように練習しようぜ!」

「県大会でベスト8に
 いくためにがんばろうぜ!」

お子さんに「こうしたらどう?」
と提案するとき

このタイプには、頭ごなしに

「こうしなさい!」

ではなく、

自分自身で選択した、
と納得してもらうために

あえて複数の案から
選んでもらうようにしてください。

お子さんに質問するとき

上と下の対立関係ではなく、
そっと横にすわって、
パートナーとして意見を求めるように

「教えてよ。アドバイス聞かせて」

のスタンスで質問してみてください。

お子さんに何かしてもらいたいとき

 「●●なので△△をしてね」と、
 お願いする前に、
 その理由を伝えてあげてください。

 理由を伝えることで、
 自分が他人にコントロールされるわけではない
 ことがわかり、警戒されません。

お子さんをほめてあげる、
認めてあげるとき

この時は注意が必要です

ただ単純に口だけで

「天才!」
「すごい!」
「さすが!」

の言葉だけ言っていると、

「俺のどこがすごいんだよ?」

と逆にうたがってくる性格だからです。

なので、この子がまわりに
与えている良い影響を

具体的な事例と一緒に
伝えてあげると良いです。

たとえば、

「あなたが練習を始めたおかげで、
 周りの友達も、やる気になって
 がんばるようになったって。
 あなたのおかげね。すごいじゃん!」

「スクールの先生が、
 最近〇〇ちゃんの後ろ足のけり方が
 すごく上達したって、ほめてたわよ。

 ちゃんと毎日スプリントトレーニング
 している効果が出たわね!」

嫌がること

コントローラタイプのお子さんは、
こんなことされると嫌がります。

・たとえ話や前置きの話を、
 1から10まで長々と聞かされる
・上から目線で言われた質問に、
 いちいち答えさせられる
・まわりくどく話をされる

なので、これは避けてくださいね。

最後に・・・

以上、コントローラータイプの性格と、
やる気を出させる声かけ方法でした。

だいぶ長くなってしまいましたので
今日はこの辺で。

次回は2つ目のタイプ、
プロモータータイプのお話しです。

ぜひお楽しみに!!

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Posted by mutombo