で、それって何?なにタイプ(4つの学習タイプ)
「あなたのお子さんが、自ら進んで
自主練習し始めるようになる方法、
教えます」
こんにちは。
子どもの自主練習アドバイザーの
ムトンボ坂上です。
このブログでは、
『試合で活躍したいけど、
練習はがんばりたくない』
という、
スポーツにいまいち力が入っていない
お子さんのやる気を“限界“まで引き出し、
自主練習の鬼に生まれ変わらせ、
試合で大活躍してもらう方法について、
ご紹介していきます。
また、このブログでは、
“子どものやる気を高める方法“を
あなたにいろいろと
ご紹介していくことで、
あなたのお子さんが、
自発的に自主練をし始めるようになる
お手伝いをしていきます。
ぜひ最後まで集中して、
読んでくださいね。
なにタイプってなに?
では今日は4つの学習タイプ
・なぜタイプ
・なにタイプ
・どうやってタイプ
・今すぐタイプ
の2つ目、
『なにタイプ』について
お話しします。
早速ですが、
『なにタイプ』ってなに?
ということなんですが、
なにタイプとは、
それがなんなのか?
がわからないと行動できない人
のことです。
つまり、誰かから、
何かやってと言われても、
そもそもそれ自体が何なのか?
その全体像や歴史、背景、証拠などが
理解できない限り、行動にうつせない人
のことなんです。
ちょっとイメージつきづらい
と思いますので、前回と同じように、
部活の保護者会でLINEアプリの
インストールをお願いされた、
という例を使って、説明しますね。
なにタイプの思考パターン
例えば部活の保護者会で、
担当教員から、
「LINEアプリを
インストールしてください~」
と、保護者あてに
お願いがあったとします。
おさらいですが、
『なぜタイプ』の人がそれを聞いて
どんな反応をするかというと、
「え?LINEアプリ?
なんか聞いたことあるけど、
やったことないな・・・。
で、なんでLINEアプリを
インストールしないといけないんだ?」
といった感じで、
「なんでやらないといけないの?」
という疑問が、
真っ先に頭の中を
グルグルかけめぐって、
考えるばかりで、結局、
行動にうつせなくなってしまいます。
なので、
なぜタイプの人に
何かをお願いする場合は、
・なぜそれをしなければ
いけないのか(理由)?
・行動するメリット
行動しなかったときのデメリット
を、まず理解させてあげないと、
なかなか動いてくれない、
ということでした。
じゃあ今回、ご紹介する
『なにタイプ』の人は、
どんな反応をするのかというと、
同じようにLINEアプリの
インストールの例で説明すると、
「え?
そもそもLINEアプリって何?
何なの?
それ、どんなものなの?」
といった感じで、
LINEアプリとは何なのか?
という疑問が、ず~っと
頭の中でうずまきはじめます。
そして、この疑問が解決されるまでは、
心の奥に何かひっかかりを感じて、
積極的に動けなくなってしまうのです。
つまり、
それそのものがが何なのか?
がはっきりしないと、
すんなりと行動に移せない
タイプなんです。
なにタイプに行動させるには?
繰り返しになりますが、
『なにタイプ』の人にとっては、
いきなり
「LINEをインストールしてね~」
と言われても、
「え?え?LINEって何よ、聞いたことない」
「それって大丈夫なの?怪しく無いの?」
「みんな使ってるの?どんなものなの?」
という疑問や不安が、
一気に頭の中にわきあがってきて、
それが解決されるまで、
ず~っと心の中にひっかかって、
行動にうつせないまま
終わってしまいます。
なので、
この『なにタイプ』の人に
やる気を出して行動してもらうには、
行動してもらいたいことを
お願いするのとあわせて、
それが何なのか?
も、一緒に説明してあげることが
鉄則となります。
つまり、
なにタイプの頭の中にある
「なに」という疑問を
前もって解決してあげるのです。
例えば、今回の例でいえば、
「LINEっていうのは、
2011年にリリースされたアプリで、
世界230以上の国や
地域で利用されていて、
利用者が世界で2億人以上の
コミュニケーションツールなの。
すでに日本でも人口の
約70%が使っているらしいのよ。
無料チャットのようにリアルタイムで
メッセージのやり取りができたり、
登録したグループ全員に
一斉メッセージ送信ができるから、
とても便利なツールなのよ。
部活やグループの連絡網として使うと
とても便利だから、
すでにテニス部や野球部でも
保護者会の連絡用ツールとして
使われているみたいよ・・・」
と、まあ、ここまで細かく
説明する必要はありませんが、
こんな感じで、
LINEの背景や歴史、証拠を
“なにタイプ“の人に伝えてあげると
「ああ、そういうものなの。
みんなも使っているのね。
安心した。
ならインストールしてみようかしら・・・」
と、動く気になってもらえるんです。
あなたのお子さんが
「なにタイプ」だったら・・・?
なので、
もし、あなたのお子さんが
「なにタイプ」の場合で、
そして例えば
野球のバッティングが
うまくなりたくて、
何か練習方法を探しているとしたら
「それならロング・ティーの練習を
毎日やりなさい!!」
とだけ、ぶっきらぼうに言うのではなく、
「野球のバッティングで、
ボールがうまく遠くに飛ばないんだね。」
それなら「ロング・ティー」という
練習をしてごらん?
このロングティーという練習方法は、
ボールを遠くに飛ばすスウィングを
身につけるための練習方法なんだよ。
メジャーリーガーの大谷翔平選手や
ヤクルトの村上宗隆選手といった
有名なホームランバッターはみんな、
必ずやっているんだ。
身体を大きく動かして
スウィングする練習方法なんだ。
たとえばパンチをするとき、
腕をを小さく動かすのと、
腕を大きく動かすのと、
どっちがパンチに威力があると思う?
腕を大きく動かしたときだよね?
それと同じで
バッティングでも
体全体を使って大きく動かすと、
ボールにパワーが伝わって
ボールが遠くに飛んでいくんだ。
だからロング・ティーは
飛距離を伸ばすバッティングを
身につけるには、もってこいの
練習方法だよ。
大谷選手みたいに、
ホームランをガンガン打ちたいなら、
毎日ロングティー練習を、やってごらん?」
と、
それが何なのか?
他にも誰かやっているのか?
実績があるのか?
といった部分にふれて、
ていねいに説明してあげれば、
「ふ~ん、そうなんだ・・・
ロングティーかぁ。
そんな実績がある練習だったら
ちょっとやってみようかな・・・」
と、行動してくれます。
それが何なのか?を
あらかじめ理解させてあげること
これがポイントですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
「なにタイプ」のお子さんには、
何かやってほしいことを
お願いする場合、
それが何なのか?
も一緒に伝えてあげると、
行動に移してくれます。
そして「なに?」を説明するときは、
データ (数字・根拠・有名人の証言など)
背 景 (誰が作ったのか?ストーリー)
実 績 (全国で何万人が使っている等)
歴 史 (開発の経緯・いつ発見されたのか?)
たとえ (比喩・他の分野にある似たような例)
などを使って、説明してあげてくださいね。
きっとやる気があがって、今まで以上に
やってみよう!という気になると思います。
では今日はこのへんで!
ありがとうございました!