門外不出?!の性格タイプ分析方法(DiSC分析)
「あなたのお子さんが自ら進んで
自主練習し始めるようになる方法、
教えます」
こんにちは。
子どもの自主練習アドバイザーの
ムトンボ坂上です。
このブログでは、
『試合で活躍したいけど、
練習はがんばりたくない』
という、
スポーツにいまいち力が入っていない
お子さんのやる気を“限界“まで引き出し、
自主練習の鬼に生まれ変わらせ、
試合で大活躍してもらう方法について、
ご紹介していきます。
あなたのお子さんが
スポーツの試合で活躍するには、
ライバルより人一倍、
練習量を増やすしかありません。
そして練習量を増やす
唯一の方法はズバリ
『自主練習』
しかありません。
そこで、このブログでは、
“子どものやる気を高める方法“を
紹介していくことで、
あなたのお子さんが、
自発的に自主練をし始めるようになる
お手伝いをしていきます。
さてこでまで、“コーチングの4タイプ“や
飯山先生の“子どものメンタル4タイプ“
といった、
性格タイプ分け手法を
ご紹介してきましたが、
今回は、3つ目の
新しい手法をご紹介しますね。
性格タイプ分類をうまく使えば、
今まで以上に相手のことを
深く理解してあげられるので、
お子さんのやる気を引き上げるには
かなりの効果をあげられるはずです。
ぜひ最後まで集中して、
読んでくださいね。
世の中であまり知られていない
性格タイプ分類手法
さて、今回お話しする内容は、
世の中では、あまり知られていない
ものなのかもしれません。
というのも、このタイプ分け、
私がサラリーマン時代に学んだもので、
門外不出でした。
ただ、これを実際に活用できたおかげで
当時50人近くもいたチームメンバーの
それぞれの個性や良さを発揮させ、
うまくまとめることができました。
でももし、これを知らないままだったら、
あの時、組織崩壊をおこしていたんじゃ
ないかな~?なんて思います。
それくらい私にとって
重要な性格タイプ分け手法です。
では、そのタイプ分け手法とは・・・
それは、
『DiSC(ディスク)分析』
というものです。
DiSC分析とは?
では、このDiSCというものが
何なのかというと、
1920年代に心理学者の
ウィリアム・M・マーストン博士がつくった
DISC理論をベースに作られた、
自己分析のツールのことです。
簡単に言ってしまうと、
人の性格タイプは特徴的な
4つのタイプにわけられるので、
相手のタイプが4タイプのうち
どれにあたるかを見抜いて、
相手の特徴にあわせた
適切なコミュニケーションを
とっていけば、
お互い深く理解しあえる、
という内容です。
では、その4タイプ、
どんなものかというと、
結論から言えば、こんな感じです。
①活動的でせかせかとしていて、
声が大きく、自己主張しがちで
ズバリと物事を言って、
結果を重視する性格の
D(ディー)タイプ
パワフルでエネルギッシュで
リーダーシップのあるタイプです。
②活動的でせかせかとしていて、
声が大きく、自己主張しがちで
熱意があって、社交的な性格の
i(アイ)タイプ
活発で人懐っこく、おしゃべりなタイプです。
③ペースがゆっくりで思慮深く、
落ちついていてソフトな話し方をする、
がまん強くて、相手の心に共感できる性格の
S(エス)タイプ
人当たりよく、落ちついた優しいタイプです。
④ペースがゆっくりで思慮深く、
落ちついていてソフトな話し方をする、
分析好きで、きっちりした性格の
C(シー)タイプ
きっちり、固い、論理的
何事もルール通りじゃないとイヤなタイプです。
この4タイプにわかれます。
DiSCのタイプ別の性格
もう少し具体的に言いますね。
例えばあなたが仕事で遅刻したとして、
上司から怒られたとした場合・・・
“Dタイプ“の上司なら
「ばか野郎ーーー!!!」
と激怒します。
これが“iタイプ“の上司なら
「だめだよ。君らしくないなぁ。
今日は9時から来客があるし・・・。
それに、午後から会議も
あるから準備もしなくちゃいけないし・・・。
あ、それに・・・・」
と、ず~っと話をされます。
もしこれが“Sタイプ“の上司なら、
「どうしたの?大丈夫?
大変だったね、無理しないでね」
とあなたを気づかってくれます。
これが、“Cタイプ“の上司なら
「おいおい今月、何回目なんだ?
前回は7分の遅刻だったよ。
ちなみに先月も2回、12日と23日に
5分と10分の遅刻をしてるよね・・・」
と、データをもとに
ネチネチと指摘してきます。
飲み会の場面では・・・
もし、飲み会にいったとしたら、
“Dタイプ“の上司なら、
「おいお前。仕事とはなぁ・・・」
と、酒の席で熱く語ってきます。
支払いも「俺が払っておく」と
親分肌なところを見せてくれます。
これが“iタイプ“の上司なら
「でね、僕の趣味はね・・・。
それで、家族はね・・・」
と、とにかくしゃべりまくります。
で、飲み会の精算はどうやったか
覚えていないタイプです。
そしてこれが“Sタイプ“の上司なら
「ああ、そうなんだ。
それは大変だね・・・。
つらいよね・・・」
とあなたに同情して、
話をひたすら聞いてくれます。
飲み代の支払いは、
たぶん同情しておごってくれます。
そしてこれが“Cタイプ“の上司なら、
誰がビールを何杯のんだか、
チェックしています。
そして支払いも、
きっちり割り勘したがります。
と、まあ、こんな感じです。
4タイプにわけた根拠とは?
DiSC理論では、おおまかに
人は4つのタイプにわかれる、
としていますが、
ではなぜ、この4タイプに
わけられると考えたのでしょうか?
ここでちょっと、
DiSC理論の理屈を
お話しさせてください。
DiSC理論では、その人本人が、
自分の置かれている環境を
「好ましい」と思っているか、または
「好ましくない」と思っているか、
という要素と、
自分自身がその環境より、
「強い」と思っているか、または
「弱い」と思っているか、
という要素の組み合わせから、
人の性格を、
D 主導型
i 感化型
S 安定型
C 慎重型
の4タイプにわけていったんですね。
たとえば、
自分の置かれている環境を
「好ましくない」と思っていて、
でも自分自身は、
その「おかれている環境より強い」
と思っているなら
D 主導型になる、
という感じです。
これをまとめると、
こんな感じです。
自分の環境は? 自分自身は?
好ましくない 環境より強い ⇒ Dominance(主導タイプ)
好ましい 環境より強い ⇒ Influence(感化タイプ)
好ましい 環境より弱い ⇒ Steadiness(安定タイプ)
好ましくない 環境より弱い ⇒ Conscientiousness(慎重タイプ)
ここから、それぞれのタイプで
「考え方」と「行動の仕方」に
それぞれ違いがでてくるんですね。
4タイプは考え方が違う
ここではそれぞれの考え方の違い
について、お話ししますね。
【Dタイプ】
今の環境を好ましくないと
思っているので、
さらにその環境を
改善したいと願っています。
なので、物事を変革し、改善し、
コントロールしようと心がけます。
【iタイプ】
今の環境を好ましいと
思っていて、
さらにその中で、
自分が他の人たちに
影響を与えることができる、
と考えています。
なので、他の人たちを説得し、
何かをうながして、自分の
影響をあたえようと努力します。
【Sタイプ】
今の環境を好ましいと
思っていて、
そしてその環境を
そのまま維持したいと
願っています。
なので、安定をたもちながら、
他の人たちに対しては
協調的、支援的、協力的に
ふるまおうと考えます。
【Cタイプ】
今の環境を好ましくないと
思っていますが、
自分で積極的に、その環境を
変えようとは考えていません。
なので、しぶしぶですが、
正確性と品質を守るために、
すでに作られたルールの枠内で、
行動しようとします。
4タイプは“行動の仕””も違う!
DiSCの4タイプは、
それぞれ考え方だけでなく、
行動の仕方についても、
はっきりした違いがでてきます。
D(主導)タイプとi(感化)タイプは
ペースが早くてせっかちです。
競争が好きで、外交的。
大胆で活動的です。
C(慎重)タイプとS(安定)タイプは
ペースがゆっくり、おおらかです。
慎重で、冷静で、用心深く
包容力や思いやりがあります。
またD(主導)とC(慎重)タイプは、
人前ではピシッと構える傾向があり、
論理的でテキパキ指示を出したり
クールなイメージです。
課題ややるべき仕事を中心に考えます。
逆にi(感化)とS(安定)タイプは
暖かく、感情的で、人当たりが良く
包容力があって、オープンな性格です。
“考え方“と“行動“の
2つの要素がかけあわさると・・・
さてさて、ここまでお話しした
「考え方」と「行動」の、
2つの要素をかけあわせると・・・
あら不思議。
最初にお話しした4つの
特徴的な性格パターンに
なるわけですね。
D ペースが早くて仕事指向、
クールで論理的。
物事を変革し、改善し、
コントロールしたがる人
i ペースが早くて人指向、
オープンで暖かい。
周りの人たちに、自分の
影響をおよぼそうとしたがる人
S ペースがゆっくりで人指向、
オープンで暖かい。
周りの人たちに協調的、
支援的、協力的にふるまう人
C ペースがゆっくりで仕事指向、
クールで論理的。
すでに作られたルールの枠内で、
行動したがる人
ここで念のため
お話ししておきますが、
人の性格タイプは、
単純に4タイプだけに
わけられるものではありません。
なのでこの4つも、
基本のタイプでしかありません。
実際にはこのDiSC分析でも、
ここからさらに、
各要素の強弱具合によって、
「達成者」「調停者」「評価者」・・・
などの、15種類の典型的な
性格パターンにわかれるのですが、
このブログでは、キリがないので
そこまで説明しません。
まとめ
少し専門的な話をしてしまって
長くなってしまいました。
次回からは、それぞれの
タイプ別のやる気をアップさせる
コミュニケーション方法を
お話ししていきます。
まずはお子さんの性格タイプを知って、
それをもとにお子さんのやる気を
引き上げていきましょう!
それでは今日はこのへんで!
ありがとうございました!