これをやっちゃあ、お終いだ!やってはいけないしかり方
「あなたのお子さんが自ら進んで
自主練習し始めるようになる方法、
教えます」
こんにちは。
子どもの自主練習アドバイザーの
ムトンボ坂上です。
このブログでは、
『試合で活躍したいけど、
練習はがんばりたくない』
という、
スポーツにいまいち力が入っていない
お子さんのやる気を“限界“まで引き出し、
自主練習の鬼に生まれ変わらせ、
試合で大活躍してもらう方法について、
ご紹介していきます。
あなたのお子さんが
スポーツの試合で活躍するには、
ライバルより人一倍、
練習量を増やすしかありません。
そして練習量を増やす
唯一の方法はズバリ
『自主練習』
しかありません。
そこで、このブログでは、
“子どものやる気を高める方法“を
紹介していくことで、
あなたのお子さんが、
自発的に自主練をし始めるようになる
お手伝いをしていきます。
ぜひ最後まで集中して、
読んでくださいね。
子どもをしかるのに、
やる気が落ちない?
さて今回の話は・・・
『しかり方』
です。
これまでどちらかというと
「ほめ方」ばかり話してきました。
でも、今日は反対の、
「しかり方」についてお話しします。
しかり方なんて、必要ないよ
子どもには前向きな声かけがしたいので
と思われるかもしれません。
でもこの世の中、
・陰と陽
・表裏一体
だと思います。
陽のあたる部分ばかりではなく
影の部分も、知っておかないと
全体が見えてきません。
表のことを習得するには、
その裏側も知っておくことで
より、表側を深く学ぶことが
できるのです。
例えばバスケットでも、
オフェンスだけを知るのではなく
ディフェンスも知っておくことが大事。
1on1で相手をぬくために
クロスオーバーという技を習得したのなら、
それを防がれたときの対策(=カウンターの技)
も準備しておくのが大事
それと同じことです。
両方を知ることで、
しりたいことが深く学べます。
なので、今日もいつものように
しっかりと聞いてもらいたいと
思います。
絶対にやってはいけない
6つのしかり方
さて、お子さんをしかる(叱る)とき、
絶対にやってはいけない6つのパターン
というものがあります。
それをご紹介していきますね。
1・子どもの存在を否定する
2.バカにする
3.皮肉を言う
4.自分が犠牲者のように言う
5.おどす
6.他人と比較する
では一個一個、お話ししていきますね。
1.子どもの存在を否定する
これはたとえば、
「あんたなんか、いなくていい!」
「あんたなんか、生まれてこなければよかった!」
「うちの家には、こんな子はいらない」
といったしかり方です。
自分の存在自体が否定されてしまう・・・
人間にとって一番つらいことです。
しかも、一番信頼している親から、
こんな言葉を言われると
言われたお子さんは
トラウマになるくらい、
ものすごく傷つきます。
かなりの深さで、
心にグサッときますね。
ハイレベルのNGワードです。
絶対言わないように
注意してくださいね。
2.バカにする
「なんでこんな簡単なこともできないの?」
「これすらできないの?バカじゃないの?」
「頭わるいな~」
「え?もしかして自分のこと、
できる子とでも思ってたの?
何、勘違いしてるの。」
・薄ら笑いを浮かべて
本気で子どもをバカにする
・冗談でバカにする
言い方にも、いろんな
ニュアンスがあると思いますが、
いずでにせよ、子どもを
バカにすることはNGです。
子どもも、できないなりに
必死にがんばろうとしています。
小さくても、ちゃんと
「プライド」も持っています。
「自信」も持っています。
それを全否定される。
しかも一番の身内である
親に否定される。
子どもにとっては、これも
やっぱりショックです。
いくら冗談で言ったとしても
お子さんにとっては
そうとは受け取れません。
真に受けてしまいます。
でも、親の立場として、
あまりにイライラしたとき
自分の心に余裕がなくなったとき・・・
ついつい言ってしまうこともあります。
その気持ちもわかります。
私も言ったことがあります(反省)
でも、これもかなりのキツイ言葉です。
注意してください。
3.皮肉を言う
「あんたはいいよね。なんの手伝いもせず、
やりたいことをやってりゃいいんだから。」
「サッカーって簡単なスポーツなんだね~。
そんだけ遊びまくってうまくなるなら、
こんなラクなスポーツ、ないよね~」
「やっぱりできる奴は違うよね~。
な~んにも努力しないで、
そうやってスマホばっかり見て
余裕かましているんだもの。
きっと次の試合でも大活躍できるよ」
これは・・・
よくありますね。
あなたも言いたくなったり、
言ってしまったこと、
あるんじゃないですか?
親として、
・忙しくて自分に余裕がないとき
・何度怒っても、子どもが反応しないとき
・いくら怒っても、子どもが
言うことを聞かない、無視をする
こんなとき、子どもに対して、
ついつい皮肉を言ってしまいます。
いいたくなるその気持ち、
本当によくわかります。
子どもに皮肉を言いたくなる時って、
めちゃくちゃ腹立ってますもんね。
内心、爆発しそうなくらい
怒鳴ってやりたいのですが、
でもそれはしてはいけないと
何とか自制心が働いているので、
「皮肉」という表現で
子どもを攻撃してしまうのです。
皮肉を言うということは
「相手を傷つけてやろう」
「相手の心にダメージを与えてやろう」
という意図が働いています。
でも、あなたも今まで誰かに
嫌味を言われた経験、
あると思いますが、
言われたら心の中が
暗くなってジメジメじて
すごく陰気な感じがして・・・
とても嫌な気分になりますよね。
お子さんにとっても同じです。
子どもにとっても
いつものストレートな攻撃ではなく、
遠まわし、婉曲的な攻撃なので
ムカつきますし、かなり
嫌な感じを受けます。
嫌味を言いたくなる気持ちも
わかりますが、嫌味を言わず、
しかるときは、しっかりと
理由と自分の気持ちを
冷静に伝えることです。
4.自分が犠牲者のようにいう
これ、あなたも言ってしまった
経験があるんじゃないでしょうか?
「あなたのせいで、ふりまわされてるんだから!」
「家族の時間を犠牲にしてるのよ!」
「習い事にどれだけお金がかかってると思ってるの?!」
私はあなたのために、
こんなにがんばっているのに、
それなのに、あなたは
何にも努力してないじゃないの!
試合に出られないのに、自主練習さえ
しようとしない子どものグータラ姿を見ると
ついつい「おまえのために・・・」
と、言ってしまいます。
でも、子どもにとっては、
「別にこっちが頼んだわけじゃない!」
というのが本音なんです。
この言い方は、熱心な親ほど
ついつい言ってしまいがちですが、
子どもにとっては単なる
イヤミにしか聞こえません。
やめた方がいいです。
5.おどす
「夜までに部屋をかたづけないと、
ゲーム禁止だからね!」
「テストで100点とらないと
おこづかい減らすからね!」
「自主練習をつづけないと
友達と遊ばせないからね!!」
「帰ったらすぐ宿題しないと、
陸上クラブをやめさせるからね!」
こんな感じで子どもをおどしたこと、
親ならみんな一度は、
やったことがあるんじゃないでしょうか?
罰を与える、おどす
というしかり方は
目に見えて効果が出ますし
子どもへの強制力も強いので、
ついつい使ってしまいます。
でも、別の機会にふれますが、
この、脅す(おどす)、罰を与える
というしかり方は、
外発的モチベーションといって
教育学や心理学的にも
おすすめされていません。
効果は一瞬ですし、長い目で見ると
・子どものやる気がなくなる
・言われないとやらなくなる
といった、良くない影響が
多くなるからです。
子どもにとってもストレスを感じますし、
「自分のためにやる」という目的から
「怒られるからやる」という風に
目的がすりかわってしまいます。
幼児や小学生、中学生でも
ついつい「脅す(おどす)」という
しかり方は使ってしまいますが、
これも避けたいとことです。
6.他人と比較する
「近所の〇〇君、また100点だったんだって。
それにくらべてあんたは・・・」
「お姉ちゃんは、もっとがんばってたよ。
お前は才能無いくせに、何にもやらないんだね」
「お兄ちゃんのときは、
もっと簡単にできてたよ。
それなのにあんたは・・・」
このしかり方も、ついつい
やってしまいますよね。
『比較する』
でも、こんなことを言われると
あなたも小さなころ、
親に対して、
こう思ったと思います。
「私は私。
弟(兄・姉・妹)とは違う!
比べないで!」
そうなんです。
その子はその子。
オリジナルなんです。
他人と同じではないですし
同じにする必要はありません。
誰も、誰かと比較されたくありません。
でも親はついついやってしまいますよね。
なので、お子さんをしかるときは、
「比較」はしないであげてください。
まとめ
以上、1~6まで紹介してきましたが
私はお恥ずかしながら全部、
やったことあります・・・。
反省です。
では次回ももう少し
しかり方についてお話しします。
それではまた!!
ありがとうございました!