子どものしかり方・話の聞き方。コツがあります。
「あなたのお子さんが自ら進んで
自主練習し始めるようになる方法、
教えます」
こんにちは。
子どもの自主練習アドバイザーの
ムトンボ坂上です。
このブログでは、
『試合で活躍したいけど、
練習はがんばりたくない』
という、
スポーツにいまいち力が入っていない
お子さんのやる気を“限界“まで引き出し、
自主練習の鬼に生まれ変わらせ、
試合で大活躍してもらう方法について、
ご紹介していきます。
あなたのお子さんが
スポーツの試合で活躍するには、
ライバルより人一倍、
練習量を増やす、つまり
『自主練習』
するしかありません。
そこで、このブログでは、
“子どものやる気を高める方法“を
紹介していくことで、
あなたのお子さんが、
自発的に自主練をし始めるようになる
お手伝いをしていきます。
それでは今回も、最後まで
集中して、聞いてもらえれば
うれしいです。
“やる気“が出れば自主練できる!
さて今日まで、
ある塾の先生におそわった
「子どもをやる気にさせる
ほめ方としかり方」
について、お話ししてきました。
“ほめ方“と“しかり方“を
少し変えるだけで
お子さんのやる気を
引きあげることができます。
繰り返しになりますが、
お子さんのやる気が上がれば
自主練習につながっていきます。
なので、あなたがお子さんに
自主練をさせたいのなら、
まずは、何はともあれ
“子どものやる気“を引き出す方法を
どんどん取り入れていってくださいね。
では今日は、これまで
お伝えしきれなかった内容を
補足編としてお話ししていきますね。
しかり方で特に注意したいこと
あなたにも注意して
いただきたいのですが、
子どもをしかるとき、
これだけは、やっちゃいけないという
「5つのしかり方」があります。
このしかり方をしてしまうと、
子どもはとても嫌がりますし
やる気もダダ下がりしてしまうのです。
順番にご紹介していきますね。
【やってはいけないしかり方5選】
①子どもの言い分を聞かない
子どもの言い分を聞かずに、頭ごなしに怒る。
これは、子どもはものすごく反発しますよね。
特に、思春期なら、もってのほかです。
あなたがしかる気持ちもわかりますが。
相手の言い分を聞きながら、しかる
これに徹してください。
②感情的になる
感情的になると、アドレナリンが沸いてきます。
頭の中がマヒして「え~い!言ってしまえ」と
ふだんなら言わないキツイことも、
ついつい口に出してしまったり、
怒鳴ってしまったりすることがあります
感情的になると、良いことはありません。
冷静に冷静に・・・、を心がけてください。。
③昔、しかったことを蒸し返す
「ちょっと、いい加減にしなさいよ。
何度言ったらわかるの!
そういえば、この前も、あんなこと
やったわよね!!クドクドクド・・・」
これも、よくやってしまうしかり方ですよね。
昔しかった内容を蒸し返して、
もう一度しかってしまう。
下手すると、以前のことを思い出して
余計にムカムカして、
自分の怒りに再点火して、怒りが増幅する・・・
なんてこともあります。
これもよくありません。
子どもにとっては無限ループになるからです。
しかるときは、一回でズバッとすましましょう。
④長々としかる
これも・・・。やってしまいがちです。
子どもに十分に理解してもらおうと思って
長々と、クドクド、ネチネチしかってしまう。
でも、これ、子どもにとっては
苦痛以外の何物でもありません。
人間にとって、やっぱり
しかられるというのは、
嫌なことでしかないので、
子どもをしかるときは
「短くズバッと的確に!」
を心がけてください。
⑤しかっている理由が相手に伝わっていない
これも、よく起きがちです。
たとえば子どもが、玄関にランドセルを
なげっぱなしにしていたとします。
それを見て、あなたは
「もうっ!ランドセルをちゃんと片付けなさい!」
と、烈火のごとくしかると思います(笑)。
でも、子どもにとっては、
「なんで?明日も使うから
玄関においてるんだよ。
なんでそんなに
必死になって怒ってんの?」
と、思っているかもしれません。
ようは、子どもに、なんでしかっているかが
伝わっていないんです。
子どもは一方的に怒られてる・・・と
感じている訳なので、しかられたところで
反発心しか残りません。
でもこのとき、
「玄関に投げ捨ててたら、おばあちゃんが
足をひっかけて転ぶかもしれない。
そうなると骨折したら救急車よばなきゃいけない。
危ないから、ちゃんと片付けてほしいんだ」
と伝えると、お子さんも素直に
聞いてくれるかもしれません。
しかるときは、ちゃんと理由を伝えること。
これも大事です。
間違ったら素直にあやまる
これは私も、特に心がけていることなんですが、
親も人間です。間違えることもあります。
勘違いして怒ってしまったり、
よく確認しないまま決めつけて
しかってしまったり・・・
そんな時、子どもから反論されると、
ついつい自分の間違いを
認めたくなくて、よくわからない理由で
自分の間違いをごまかしたりします。
最悪、「そうそう。そういえば・・・」と
以前にしかった内容を蒸し返して、
こっちに非が無かったことにしてしまうという
力技を使ってしまうこともあります(反省)
でもこれ、子どもにとっては誤爆です(笑)
子どもに、
「悪いことしたら素直にあやまる」
と教えているのなら、
大人も率先してその姿勢を
見せるのが大切です。
大人もミスします。
完ぺきではありません。
恥ずかしさや体裁を気にせずに、
「間違ったら謝れる大人」に
なっていきたいですね。
子どもの話を聞くときのコツ
お子さんの話を聞いてあげるとき、
せっかく話を聞いてあげるのなら
「お母さん(お父さん)は、
自分の話をじっくりよく聞いてくれる!」
と、満足してもらった方がいいですよね。、
そこで、子どもの話の聞き方のコツを
ご紹介しますね。
で、そのコツとは・・・
①傾聴する
②オウム返しする
の、2つです。
①は言わずもがなですが、
子どもの話を聞くときは、
ご飯を作りながらとか、
スマホをいじりながらではなく、
ちゃんとお子さんの目を見て
しっかり向き合って聴いてあげる。
質問しながら聞いてあげる
ことが、大事です。
そして2つ目。
②の「オウム返し」ですが、
これは、相手のいったことを
そのまま繰り返してあげる、というテクニックです。
たとえば、
「今日、公園で遊んでたらヘビがいてね、
〇〇君が棒でつつこうとしたら、
急に走り出して、ガッとなってパッして
△△君が勉強し始めて・・・」
と、なんのこっちゃ意味が
わからない話をされたとします。
子どもって、頭の中で
整理できていないまま
しゃべりはじめること、多いですから。
でもそんな時、いちいち
「誰が?「どこで?」
「何を?」とか質問していると、
子どもの話そうとする熱が冷めてしまって
「もういいや」となってしまいます。
なので、こんなときは、
「そう。公園でヘビがいたの」
「へ~。棒でつつこうとしたんだ」
「ふ~ん。急に走り出してガットなったんだ・・・」
といった感じで、相手の言ったことを
そのままオウム返ししてあげるだけで、
子どもはなぜか?満足します。
話が通じた、通じてない関係なく、
自分の話を聞いてくれただけで
満足するんです。
オウム返しのテクニック、とても有効です。
お子さんとの会話のときに、
使ってみてください。
環境づくりの大切さ
お子さんのやる気をだすには、
やっぱり家庭の環境も大事です。
いつもギスギスした、キチキチして
余裕のない雰囲気よりも、
おおらかで、多少できてなくてもOK!
という雰囲気の方が、リラックスして
やる気を生み出しやすいです。
四角い部屋を掃除するとき、
毎回きっちり四隅までていねいに
掃除をするのか?
それとも四角い部屋を丸く掃除するのか。
毎日、四隅まできっちり掃除してたら
それはそれで素晴らしいことなんですが
しんどいですよね。
なので、普段は四角い部屋を丸くざっくり
掃除しますが、要所要所だけ、きっちりする。
多少できてなくても多めにみてもらって
いちいち小言を言われない。
そんな家庭環境を目指してください。
まとめ
子どもがのびのびリラックスして
過ごしていける家庭環境。
一見すると、子どものやる気とは
何の関係もないように思えますが、
こんな環境が、
子どもに安心感を与えて、
いろんなことにチャレンジしよう!
と前向きに意識づけるんです。
理想論でなかなか
難しいかもしれませんが、
自らやる気を出せるお子さんって、
見守ってなるべく親に干渉されていない
子どもの方が、多い気がします。
お子さんに自主練習を
がんばってもらいたいなら、
ぜひ、そんな環境づくりも
目指してみてください。
それでは今日はこのへんで。
ありがとうございました!