子どもをしつける悪魔的方法

「あなたのお子さんが自ら進んで
 自主練習し始めるようになる方法、
 教えます」

こんにちは。

子どもの自主練習アドバイザーの
ムトンボ坂上です。

このブログでは、

『試合で活躍したいけど、
 練習はがんばりたくない』

という、

スポーツにいまいち力が入っていない
お子さんのやる気を“限界“まで引き出し、
自主練習の鬼に生まれ変わらせ

試合で大活躍してもらう方法について、
ご紹介していきます

あなたのお子さんが
スポーツの試合で活躍するには、

ライバルより人一倍、
練習量を増やすしかありません。

そしてその練習量を
増やすには、ズバリ、

『自主練習』

をこなすことが絶対です。

そこで、このブログでは、

“子どものやる気を高める方法“を
紹介していくことで、

あなたのお子さんが、やる気を高め、
自発的に自主練をし始めるようになる
お手伝いをしていきます。

ぜひ最後まで集中して、
読んでくださいね。

さて今回は、
ほめ方・しかり方シリーズの
新シリーズです。

以前も、ほめ方・しかり方について
あなたにお話ししましたが、

やる気を引き出すには
とても重要なポイントになるので、

今回のシリーズでは、

以前よりもっと詳しい内容を
お話ししていきます。

子どもを自由にコントロールしたい・・・
親の悪魔的欲望

・朝、起こしにいっても
 いつまでたっても起きてこない(怒)
・遅刻寸前なのに、いつまでたっても
 ダラダラして準備をしない・・・
・スマホやゲームで遊んでばかりで
 言っても言ってもナマ返事ばかり。
 こっちの言うことは完全無視(怒)!
・自分勝手な行動をして、注意すると
 屁理屈ばっかり、口答えばっかり。
・服を脱いでも脱ぎっぱなし 
・ドタバタ暴れて下の階の人に迷惑かける
・ご飯を食べても片付けようとしない
・言うこと聞かない
・部屋が汚い
・何事もやりっぱなし、いい加減・・・

・・・と、まあ、

これらはすべて、
うちの家の事例なのですが・・・(笑)

うこと聞かず、やりたい放題の
子どもたち。

ほんっと、腹が立ちます。

毎日イライラ怒鳴ってばかり。

こんなことなら、
子どもを洗脳してでも
何とか自分の言うこと聞かせて、
親の言いなりにさせて、

ロボットのように
自分の思うように
コントロールできれば、

もうイライラすることも、
怒鳴ることもないのに・・・

なんて考えが、一瞬、
頭をよぎったりします。

あなたは、こんなこと
考えたこと、ありませんか?

子どもをペットのようにしつける 
悪魔的方法

フフフッ・・・。

でも安心してください。

子どもを言いなりにさせる手法、
実はあるんです。

(今日の私は“黒い“ですよ)

しかも虐待したり暴力を振るわずに、
合法的に下僕のように従わせる方法が
あるんですよ。(ニヤリ)

それが、「陽性強化」という方法です

陽性強化とは、簡単に言えば

アメとムチをうまく使って、
相手をこちらの思い通りに
コントロールする方法です。

動物に、人間の思う通りの
行動をさせたいとき、

こちらの期待する行動頻度を
増やすためのトレーニングに
よく使われます。

「犬や猫にしつけをするとき使う」
といえば、イメージしやすいかと
思います。

この方法を使えば、
あなたのお子さんの行動を、
あなたの思い通りに
コントロールできます。

条件付きの接し方
無条件の接し方

で、この「陽性強化」、

オックスフォード大学
児童発達学博士の
島村華子先生によると、

「条件付きの接し方」
と言うそうです。

一言で言ってしまうと、

子どもを親の思いどおりに
コントロールするために

子どもの行動の良し悪しによって、
褒美や罰を使いながら、

愛情の注ぎ加減を調整して、
子どもの行動をコントロールする

という接し方です。

つまり親の期待通りの行動を
してくれたら褒美をあげて、

親の意図するものと違う行動を
すると、罰を与える、
というものですね。

子育てでいうと、

親の思ったとおり動いて
良い子でいてくれたら愛情を与え

親の意図に反して
言うことを聞かなければ
愛情を与えない(ひっこめる)

ということになります。

たとえば、お子さんが、
ご飯を食べきれなくて
残してしまったとします。

さっさと食べなさい!と言っても
そのたびに話をそらして
なかなか食べようとしない。

そんな時、とてもイライラして
「もうっ!ごはん食べないなら
 一緒に寝てあげない!勝手にして!」

と罰として突きはなしたとします。

これは、子どもからしてみれば、

「寝る時間」という親と一緒に
過ごす時間をとられてしまうので、

愛情をひっこめられたのと同じです。

愛情に飢えている
子どもにとっては、

親から嫌われることだけは
絶対に避けたい。一大事です。

なので、なんとか愛情を取り返そうと
親の言うことを聞くようになります。

こんな感じで、

『親の言うことを聞かなければ
 罰をあたえる』

ということを繰り返しておけば、
子どもは、

親の言う通りに動かないと
愛してもらえない

と思って、

だんだんと言うことを
聞くようになります

これが条件付きの接し方です。

無条件の接し方とは?

では「無条件の接し方」とは
どんなものでしょうか?

これは、

子どもの行動の良し悪しに関係なく、
子どもの気持ちによりそって、
ずっと愛情をそそいであげる、

というものです。

さっきの例でいえば、

子どもがご飯を食べきろうが
残そうが関係なく、親はいつも通り
子どもと一緒に寝てあげる

ということになります。

つまり、愛情をエサにすることなく、
たとえ子供が親の期待に添わない行動をしても
「ずっと愛しているよ」という姿勢を示すのが

「無条件の接し方」なのです

無条件の接し方は、
小さな子どもにとっては、

自分が失敗しようが何をしようが、
親は愛してくれる、守ってくれる

という安心感が得られるので、
自由にのびのび、自己肯定感の強い人間に
育つことができます。

「条件付き接し方」と「無条件の接し方」
 どちらが良いか?

さて、ここで出てくるのが、

じゃあムトンボさん的には、どっちの
接し方が良いと思うんですか?

という議論です。

これ、ある意味、
「究極の質問」かもしれません。

昔、流行った、
「〇んこ味のカレーと、カレー味の〇んこ。
 どっちがいい?」

と同じですね(笑)

いうことを聞かない子供を
手なずける意味で、

「条件付き接し方」は
確かに効果的で便利です。

「無条件の接し方」は、
それができれば理想的だと思いますが
やっぱり即効性がありませんし、
こちら側も忍耐が必要です。

なので、条件付きの方が良い・・・
なんて思ってしまうのですが、

でも、子どもは、特に小さいうちは

親の感情や愛情の変化を
敏感に感じ取って、
生きています。

そんな子供たちに、
愛情をエサにしてアメとムチで
接し続けていると、

子どもは、ほめられたときに
愛されていると感じて

そうでないときは
愛されていないと感じます。

そうして、

親の愛情を勝ち取るために
いつもほめられる行動をしよう

と、だんだん考えるようになります。

結果的に

親の顔色をつねに
うかがうような行動を
するようになってしまいます

こんな子は、一見すると
親にとっては都合がよく、
物わかりのいい、

言うことを聞く素直な
良い子に思えますが、

この子がこれから成長して、
将来的に社会に出たときを
想像してみてください。

他人の顔色やご機嫌
ばっかりうかがって

自分らしさを出せない
オドオドした人間、

自分の思いや考えを
はっきり表現できない、

器の小さな人間に
育ってしまいます。

全員が同じことを同じようにする

という、

画一主義・全体主義・集団主義が
求められていた今までの日本では、

これでも通用したのかもしれません。

でも、今は独創性や多様性や
個性が評価され、
大切にされる時代です。

国際化も進み、いろいろな人たちに
自分の考えを説明し理解してもらわないと
生きていけない時代にもなります。

そんな時代をむかえるにあたって、
他人の顔色や機嫌ばかりをうかがう
オドオドした人間になってもらわない
ためにも、

子どもには「条件付きの接し方」ではなく
「無条件の接し方」をすることを
おすすめします。

まとめ

長くなりましたので、
今日はここまでにしますね。

子どもへの接し方、条件付き、無条件、
あなたはどちらを選びますか?

ぜひじっくり考えてみてください。

それでは今日はこのへんで!
ありがとうございました。

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Posted by mutombo