わが子が自主練習に目覚めた日

2022年1月29日

じめまして。

「子どもが自分で自主練し始める方法、教えます」

子どもの自主練アドバイザーのムトンボ坂上です。

このブログでは、スポーツを頑張っているのに
イマイチ練習をしたがらないお子さんを、

強制することなく自主練好きの選手に
生まれ変わらせる方法について
お話ししていきます。

あなたが今、このブログを見ていただいているということは、

どうしたら、うちの子はもっとうまくなるんだろう?
どうしたら、うちの子は自主練習をするようになるんだろう?
うちの子にやる気をださせるには、どうすればいいんだろう?

と、いろいろ悩んでいるのではないでしょうか?

私も同じでした。

練習嫌いの息子・・・

の息子もバスケットを続けていて、
将来の夢はプロ選手になりたい、と言っています。

でも・・・

実際はプロになりたい!と言っているだけで、
これまでそれに見あう練習をしていませんでした。

いくら「子どもの夢は大きいほど良い」とはいえ、

特に才能や体格に恵まれているわけでもない
普通の、一般的な子どもである息子が
バスケットのプロ選手になるなんて、

現実問題、相当な努力をしなければ、絶対に無理です。

1万時間の法則

なたは、「1万時間の法則」というものを
ご存じでしょうか?

どんなスポーツ分野でも、
その道で一流になるには1万時間の練習量が必要、
という話です。

練習は量ではなく質だ!とか、
賛否両論いろいろありますが

実際にうまい選手は、
やはり練習量をこなしています。

ゴルフで言えば、ダンプトラック一杯分の
ゴルフボールを打たないと一流になれない!
とか言いますよね。

『うまくなるには練習量が必要』

これは口には出さないものの、
現役バスケットボールコーチである私もそう思いますし、
知り合いのサッカーのコーチや少年野球のコーチも、
みんな同じことを実感しています。

なので、あなたのお子さんが、

もし、今がんばっているスポーツで、
もっとうまくなって、
補欠を卒業して、
レギュラーになって試合で活躍したいのであれば・・・

天才でもないかぎり、
絶対的な練習量は必須なのです。

そのためには、自主練習がどうしても必要です。

練習しなくては試合にさえ出られない

「うちの子は別にプロを目指すわけではないですよ、
 試合にさえ出られたらいいんですよ」

という方でも、同じです。

今、試合に出られない補欠やベンチメンバーのお子さんが
チームメイトよりもうまくなって、
スタメン(スターティングメンバー)や
レギュラーに割って入るには、

まわりの子と同じ練習量をこなしているだけでは
なかなか厳しいです。

なぜならチーム練習だけでは時間が限られていますし、
個人個人の弱点まで、チームのコーチは
その子につきっきりで指導できないからです。

厳しいことを言うようですが、
スポーツでうまくなるには、
家での自主練習は必要条件なんです。

お子さんのやる気がない・・・

も、実際問題として、
「うちの子にもっと自主練習・自主トレをやってもらいたいのに
 全然やってくれないし、そもそもやる気がない・・・」

という悩みは、多くの親御さんがいだいています。
私も、よくいただく相談内容の一つです。

親として、子どもにはうまくなってもらいたいですし、
試合でがんばっているわが子の姿を見にいくのは、
楽しみでもありますし、本当にうれしいですよね。

でも、イギリスのことわざにあるように、

「馬を水辺に連れていくことはできても
 馬に水を飲ませることはできない」

ということで、

やる気のない子に自主練習をさせるのは、
本当に難しい。

無理やり強制することもできますが、
大して身に付きませんし、

むしろ最悪、好きだったそのスポーツを
嫌いになってしまう可能性だってあります。

親が子どもを上からおさえつけて
無理やりコントロールするやり方は
おススメしません。

自主練習の方程式

「じゃあ、そうすればいいんですか?
 ムトンボさん・・・」

私も、息子に対して同じ悩みを持っていました。

どうすれば息子は自主練習をするように
なるだろうか・・・?と考えました。

で、いろいろと心理学や行動科学を研究した結果、
自主練習について、自分なりにある方程式を思いつきました。

それは・・・

自主練習= 動機 × やる気 × やり方

というものです。

自主練習というのは、
「動機」「やる気」「やり方」の要素から成り立っている。

つまり、

こうなりたい願望(動機)があって、
だからがんばりたい(やる気)があって、
その方法(やり方)をしっているから

行動することができる。

という考えです。

例えば、

試合に出たいからがんばる。
なのでドリブル練習をする。

大谷選手のように速い球を投げられたらすごい!
だから今よりうまくなりたい。
それにはまずはシャドーピッチングから練習しよう!

といった感じですね。

私が間違えていました

してこれを思いついた時、正直、ハッとしました。

今までの私は、間違った発想をしていたことに
気が付いたからです。

今までの私は、

人は、やりたいという「動機」があって、
「やり方」さえ知っていれば実行するだろう、
と単純に思い込んでいました。

やりたいという夢や希望なんだから、やって当然でしょ?

何をしなきゃいけないかも、わかってるでしょ?

だったらなんでやらないの?やれないの?

という発想です。

『レギュラーになりたいんでしょ?
 うまくなりたいんでしょ?
 だったら練習したらいいじゃん。
 なんでやらないの?』

そう思いながら、

試合に出られなくてもスマホばかり見て
ダラダラ何も努力をしない息子に対して

いつもイライラしていたんですね。

要は、自主練習を

自主練習 = 動機 ×    やり方

の方程式で考えていたんです。

この方程式に当てはめると、
息子は動機もあって、やり方もしっているので、
当然のことながら自主練習をするはず、
して当たり前なわけです。

でもやらない。

なぜなのか?

そうです。

“やる気“の要素が0だったからです。

息子のやる気アップに集中した結果・・・

 動機  ×  やる気 ×  やり方 = 自主練習
 100 ×   0  ×  100 =  0

       

くら動機が100で、やり方も100だったとしても、
“やる気”が0であれば、結果は0です。

私は、息子の気持ちのことを
考えていなかったんですね。

「やりたい」という気持ちです。

実際には息子は、この時、気持ち、つまり
やる気がひどく下がっている時期でした。

そこで、私は、このやる気を上げることに
しばらく専念しました。

すると、だんだんと良い方向に向かいだしました。

息子が自主練習をするようになったのです。

当初のプロを目指す夢に比べれば
まだまだなのかもしれませんが、

まったくやろうとしなかった自主練習に、
取り組み始めたことだけでも、大きな進歩です。

子どもに自主練習をさせるには、
「やる気」の要素が一番大切だと、
気づかされました。

自主練しないのはお子さんのせいではない

なたのお子さんが自主練習をしないのは、
あなたのお子さんが、なまけているからではありません。
ダラけているわけでもありませんし、
意思が弱いからでもありません。

ただ単にこの“やる気“の部分のエネルギーが
満たされていなかっただけ、だからだと思います。

なので、「やる気」の部分をどれだけ高めるかを中心に
これから取り組んでいけば、良い方向にすすむと思います。

これからこのブログでは、
私が息子に対してとりくんだ具体的な方法について
ご紹介していきますね。

自主練習をしないあなたのお子さんの、

・モチベーションを上げて自主練習好きにさせる方法
・やる気になって自分の意思で自主練習に取りくみはじめる方法
・夢中になって自主練習をし始める方法

について、いろいろとお話ししていきます。

それでは次回をお楽しみに!

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Posted by mutombo